『インド倶楽部の謎』
著者:有栖川有栖
定価:本体1,250円(税別)
『インド倶楽部の謎』
著者:有栖川有栖
定価:本体1,250円(税別)
有栖川有栖(ありすがわ・ありす)
1959年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。1989年『月光ゲーム』でデビュー。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、2008年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞、2018年「火村英生」シリーズで第3回吉川英治文庫賞を受賞。本格ミステリ作家クラブ初代会長。
神戸の街を舞台に連続して起こる不可解な事件……
火村とアリスが捜査で立ち寄った場所がこちら!
13年ぶりとなる〈国名シリーズ〉がついに発売となります!!
今回の国は『インド』。
みなさんは、インドに古くから伝わる「アガスティアの葉」の存在を知っていますか?
今から5000年ほども昔、聖者アガスティアがすべての人の運命を書き記した、といわれるものです。木札に見える短冊状の椰子の葉に、一枚一枚、自分の生まれた日から死ぬ日、さらには前世まで……その人の運命すべてが予言され記されているといわれています。
自分の前世に興味がある、自分の死ぬ日がわかるなら怖いけど知りたい……、そんな思いを秘めて、この「アガスティアの葉」の神秘に触れようと集まった、7人の人物が本作の登場人物たち。しかしその数日後、このイベントに立ち会った人物が相次いで殺されてしまうのです……。フィールドワークをはじめた火村とアリスは、舞台となる神戸の街を駈け回ります。
神戸の街並みを思い浮かべながら(そしてカレーを食べながら)、本作をお楽しみくださいませ!最強コンビの最新作は、やっぱり最高に面白い!!