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『線は、僕を描く』砥上裕將

『線は、僕を描く』

著者:砥上裕將

発売年月日:2019/06/27単行本

第59回メフィスト賞受賞作
水墨画という「線」の芸術が、深い悲しみの中に生きる「僕」を救う。
やさしく温かく美しい物語。

両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学生の青山霜介(あおやま・そうすけ)は、バイト先で水墨画の巨匠・篠田湖山(しのだ・こざん)と出逢った。なぜか湖山に気に入られた彼は、その場で内弟子にされてしまう。それに反発した湖山の孫・千瑛(ちあき)は、翌年の「湖山賞」で霜介との勝負を宣言する。
水墨画とは筆先から生み出される「線」の芸術。描くのは「命」。はじめての水墨画に戸惑いながらも魅了されていく霜介は、線を描くことで恢復していく。そして一年後、千瑛との勝負の行方は。

担当者コメント

喪失を抱いた青年が、水墨画を通して恢復する。つきつめればこの一文になる物語が、驚くほど熱くせつなく胸に迫ります。この物語の主人公は、青山君という青年であり、水墨画という芸術であり、描かれる森羅万象すなわち命そのものでもあります。普遍的なテーマを水墨画を介して青春小説に仕立てるという、企みのある作品といえるかもしれません。
今作を読むのに水墨画の知識は必要ありません。でも読了後には、見てみたくなると思います。とんでもない才能が、またメフィスト賞から登場です。ぜひ、ご一読ください。

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