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『希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿』山本巧次|講談社文芸第三出版部|講談社BOOK倶楽部

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希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿
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『希望と殺意はレールに乗ってアメかぶ探偵の事件簿』山本巧次

鉄道建設の陳情で長野の山あいの村から上京中の村会議員が殺害され、裏金が奪われた。目撃談も証拠も得られず警察が頼ったのは、人気推理小説家でアメリカかぶれの探偵・城之内和樹と助手で旧華族のお嬢様・奥平真優。村へ向かった二人を待ち受けていたのは、鉄道計画を巡り対立する村民、開発に群がる人々、そして新たな事件だった。型にはまらない二人の大胆行動と推理で、村に潜む闇に迫る!謎に次ぐ謎、鮮やかな推理、あふれる旅情。注目作家・山本巧次の一気読みミステリー!

鉄道建設の陳情で長野の山あいの村から上京中の村会議員が殺害され、裏金が奪われた。
目撃談も証拠も得られず警察が頼ったのは、人気推理小説家でアメリカかぶれの探偵・城之内和樹と助手で旧華族のお嬢様・奥平真優。村へ向かった二人を待ち受けていたのは、鉄道計画を巡り対立する村民、開発に群がる人々、そして新たな事件だった。
型にはまらない二人の大胆行動と推理で、村に潜む闇に迫る!
謎に次ぐ謎、鮮やかな推理、あふれる旅情。
注目作家・山本巧次の一気読みミステリー!

山本巧次さんと『希望と殺意はレールに乗って』がよくわかる14の質問

山本巧次さんと『希望と殺意はレールに乗って』がよくわかる14の質問

  • ◆ 山本巧次さんと小説
  • 好きなミステリ作家や作品は?
  • アガサ・クリスティの『オリエント急行の殺人』他、一連の作品や、ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズなどです。
  • 『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』や「開化鐡道探偵」シリーズ、『阪堺電車177号の追憶』などを書かれる山本さん。過去の時代を舞台にしたミステリにこだわる理由は?
  • 舞台を過去においた理由は作品ごとにあります。『八丁堀のおゆう』は江戸時代の事件捜査に現代技術を使ったらどうなるか、という発想ですし、「開化鐡道探偵」は鉄道の黎明期をドラマにしたかったからです。しかしそれだけでなく、現代に比べて捜査技術上の制約が多い時代の方が謎を作り易いという、ちょっとご都合主義的な理由もあります。
  • 50代でデビューを果たされ、会社員と小説家の二つの顔を持つ山本さん。小説家を目指すみなさんへ一言を。
  • まずは作品を一本、最後まで仕上げることから始めましょう。自分に才があるのかどうかも、とにかく一歩踏み出してみないことにはわかりませんから。会社員であることは、小説を書くのに有利です。業界の知識や組織の動き方など、作品にリアリティを与えるベースを知ることができるからです。
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profile

山本巧次(やまもと・こうじ)

1960年和歌山県生まれ。
第13回「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉となった『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』で2015年にデビュー。
2018年『阪堺電車177号の追憶』で第6回「大阪ほんま本大賞」を受賞。
著書に「開化鐵道探偵」シリーズ、『途中下車はできません』、『軍艦探偵』などがある。
現在は鉄道会社に勤務。

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カバーイラスト大公開

カバーイラスト大公開

山本巧次著『希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿』 イラスト:佐久間真人 講談社

佐久間真人さん コメント

佐久間真人さん コメント

 『希望と殺意はレールに乗って』装画には、電気機関車EF10を描きました。
鉄道に興味を持ち始めた幼い頃、私が住む地域では電気機関車は青とクリーム色に塗られたものが一般的でした。その中で、たまにしか見かけない飯田線を走る茶色(ぶどう色)のEF10は、自分が生まれてくる前の時代を感じさせる不思議な機関車でした。当時私が感じていた「時代」がまさに『希望と殺意はレールに乗って』の舞台となる時代です。
  EF10形電気機関車にも様々な形のものが存在します。今回描いたのは、丸みのある車体でどこか外国の機関車のような雰囲気も感じられるタイプをモデルにした架空のEF10です。絵の中には、すれ違いのできない単線で行われるタブレット(通票)の受け渡しに使用する通票授柱も描いています。
 様々な季節、時代を走り抜けたであろう機関車の姿を作品とともに楽しんでいただければ幸いです。

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担当コメント

担当コメント

 終戦から十数年、汽車が我が町にやって来ることに、まだまだみんなが夢と希望を持っていた時代……その高度成長期の香りが漂う鉄道ミステリが出来ました。人々が情熱を持ちつつもどこか牧歌的な時代、そこに潜む闇。読み口は軽やかながら、なかなかの読み応えです。
  続けて起こる不可解な事件に迫るのはアメリカかぶれの探偵・城之内。彼を信頼する大塚警部もまたアメリカかぶれ。実に濃い二人が登場します。その彼らとともに行動する旧華族のお嬢様・真優。一服の清涼剤と思いきや、彼女もまた実にいい味を出しています。事件解決へ向けて、何をやらかすのかは本書を見てのお楽しみ。
  謎もキャラも鉄道も……現役鉄道会社社員であり、人気ミステリシリーズを生み出す著者のエッセンスがギュッと詰まった作品をどうぞ手にとってください。

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