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『虫とりのうた』赤星香一郎|講談社ノベルス

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ホラー? ミステリー? 得体の知れないこの恐怖は一体?!! 第41回メフィスト賞受賞作衝撃のデビュー!! 虫とりのうた 赤星香一郎 
担当者コメント かつて、こんなに不気味な小説があったでしょうか…。

赤星香一郎×担当編集者 デビュー記念★特別インタビュー

Q1 ――― 小説を書こうと思ったきっかけは?

子供の頃から本が好きで、小説家に対して漠然とした憧れはありましたが、きっかけは好きな小説のパロディを書いたことです。パロディを何作も書いているうちにオリジナルの小説が書きたくなりました。

Q2 ――― ペンネームの由来は?

「赤」は私の好きな色、「星」は弟の名前から、「香」は妻の名前から、「一郎」は私が長男なので、それらをくっつけちゃいました。

Q3 ――― 影響を受けた小説、映画などはありますか?

影響を受けたという観点では、短編小説だと筒井康隆先生の『乗越駅の刑罰』長編小説だと貴志祐介先生の『黒い家』です。

Q4 ――― 執筆スタイルは?(いつ書いているか、などなど)

早起きして2時間前に出勤し、近くのコーヒーショップで、ノートパソコンに向かって2時間みっちり書いています。このやり方をすると、満員電車に悩まされることなく、座って会社に行けます(笑)。

Q5 ――― 執筆の際にこれだけは外せない! というアイテムなどありますか?

B5サイズのノートパソコンです。持ち運びに便利で、なおかつキーボードもそこそこ使いやすいとなると、やはりB5サイズのノートパソコンがベストです。

Q6 ――― 今後どんな小説を書いていきたいですか?

論理的に謎を解明していくミステリーは好きですが、ホラーも大好きなので、それら二つの要素が入った新しいタイプの小説を書いていきたいと思っています。

Q7 ――― 最後に『虫とりのうた』の読みどころを著者ご自身で!

「虫とりのうた」に関する都市伝説、その都市伝説の裏に隠された秘密、謎を追っていくうちに事件に巻き込まれていく主人公、そのどれもが一本の線で繋がっていて、後半に主人公が探索する旧家の不気味さはだれもが体感できると思います。なんと言っても、読後感の気味悪さはかなりのものかと。あと、作中で解明されていない秘密もあるので、ぜひその謎も解明してください。

 

『虫とりのうた』はこうしてメフィスト賞に決まった! 選考座談会にみる『虫とりのうた』のロード・トゥー・メフィスト賞

「物語全体に都市伝説とか迷信とかを扱っているんですけど、ただ、これ、実在の事件で実際に噂になったことをモチーフにしてるのかな。過去の殺人犯の都市伝説。」

「あっ、そうなんだ。」

「それは嘘か本当かわからない都市伝説ですが、怖いなと思ってたんですね。だから今回、こういうものが物語になったらどうなるんだろうと思って、かなり引き込まれて読んだんです。主人公がまっ暗な田舎の家で、ライターだけ持って、鍵が開いてるかどうか恐る恐る確認するじゃないですか。そこの描写がめちゃめちゃ怖かったんですよ。途中で結末の予想はついちゃうんですけど、でも、これはミステリじゃないから、ホラーとして読むのであれば。そんなに関係ないのかなと。」

「呪文とか、怖いよね。」

と、高評価ながらもここはサスペンディッド。
ところが、その2回後の選考会で──

「あら、今回の座談会でもメフィスト賞作品が出ないの? 何だか悲しいわね。仕方ないけどお開きに……」

「マダム、ちょっと待ってくださ〜〜〜〜〜い!」

「な、なに?」

「前々回の座談会で取り上げたホラー作品、『虫とりのうた』をメフィスト賞にぜひ! あらすじをもう一度言いますけど、「虫とりのうた」という歌の歌詞のとおりに人が殺されていくホラー小説です。都市伝説や迷信、呪文なども織り交ぜていて、空気感が本当に不気味。迫りくる恐怖感で一気に読ませられる本当に面白い作品なんです! 手直しして頂いて、ますます面白さに磨きがかかりました。絶対デビューさせたいです!」

「私も覚えてますね。真っ暗な田舎の家での描写、めちゃめちゃ怖かったですよ。」

「ホラー作品でメフィスト賞というのも珍しいですが、私もぜひ世に出してみたいと思いました。ということで、赤星香一郎さんの『虫とりのうた』を第41回メフィスト賞に決定します!! おめでとうございます!!」

「私、私、この作品が売れなかったら、メフィスト賞座談会を引退します!」

……とまで選考会メンバーに言わしめた、『虫とりのうた』大期待でございますっ!

 
 

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