著者:黒澤いづみ
発売年月日:2020/09/16単行本
母子二人暮らしのアパートで発見された、女性の変死体。亡くなっていたのは母親、そして殺してしまったのは、日々虐待を受けていた小学生の娘だった。事件以降、“人”が変わったような言動をとりはじめる少女。何かが、おかしい。原因は過度の精神負荷による、解離性同一性障害……多重人格のせいなのか。では――「私の中にいる」のは、誰? 『人間に向いてない』で注目の著者が、読者に突きつける社会の底。
担当コメント
『人間に向いてない』で第57回メフィスト賞を受賞しデビューした著者の、待望の第2作がいよいよ発売となります。 前作をさらに上回る衝撃……。『人間に向いてない』では人が「虫」になりましたが、なんと今作では「何か」が生まれます。 黒澤いづみさんが問いかける、今、日本社会で起きている問題の元凶。「読者への挑戦状」でもある本作は、読んだあとに導き出した自身の回答を、誰かと答え合わせしたくなる小説かもしれません!
担当コメント
『人間に向いてない』で第57回メフィスト賞を受賞しデビューした著者の、待望の第2作がいよいよ発売となります。
前作をさらに上回る衝撃……。『人間に向いてない』では人が「虫」になりましたが、なんと今作では「何か」が生まれます。
黒澤いづみさんが問いかける、今、日本社会で起きている問題の元凶。「読者への挑戦状」でもある本作は、読んだあとに導き出した自身の回答を、誰かと答え合わせしたくなる小説かもしれません!