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講談社ノベルス

『今昔百鬼拾遺 月』京極夏彦

『今昔百鬼拾遺 月』

著者:京極夏彦

発売年月日:2020/08/07ノベルス

鬼の因縁か、
河童の呪いか、天狗攫いか──
昭和29年。
連続する怪事件の残酷(リアル)な真相。

昭和29年3月に起きた連続通り魔「昭和の辻斬り事件」。「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は事件を通じて女学生・呉美由紀と知り合い、その年、続々発生する怪事件に関わることになる。「鬼の因縁で斬り殺される」「河童の仕業で連続水死」「高尾山中で天狗攫いが」。怪奇が事件の真相を呼び起こす「稀譚小説」。

担当コメント

昨年、講談社タイガ、角川文庫、新潮文庫で連続刊行しました『今昔百鬼拾遺』3冊に大幅に加筆訂正を加えていただいたものが講談社ノベルスになりました。2段組みでこの厚み。 しっくりと馴染んだ落ち着きを感じます。
昭和29年の事件ですが、テーマは非常に新しく、今私たちが考えるべきことが書かれていると感じています。京極作品のエントリーモデルとして、はじめての方にもおすすめです!

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