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『家族パズル』黒田研二|講談社文芸第三出版部|講談社BOOK倶楽部

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『家族パズル』黒田研二
『家族パズル』黒田研二

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『家族パズル』あらすじ

『家族パズル』あらすじ

  • 「はだしの親父」父は亡くなる直前、雨降る病院の庭をなぜ靴を脱ぎ歩いたのか?
  • 「神様の思惑」自殺志願の少年の命を救った優しいホームレスは殺人者だった!?
  • 「タトウの伝言」大金が必要となった青年は母を騙して、父の形見である絵画を狙うが。
  • 「我が家の序列」リストラ中年と迷い犬の新生活は、奇妙な出来事ばかりの日々で。
  • 「言霊の亡霊」25年も男を苦しめた母の一言。しかし記憶を辿るとある違和感が。

作家・黒田研二と『家族パズル』の面白さを知る13の質問

作家・黒田研二と『家族パズル』の面白さを知る13の質問

  • 2020年に作家生活20周年をむかえられます。今のお気持ちを。
  • まったく売れない作家なのに、20年間よくぞ生き残ることができたなあと。人気ゲームのコミカライズやノベライズに携わり、他人の褌で相撲を取り続けられたこともラッキーでした。「逆転裁判」コミカライズの際、ゲーム会社に僕のことを推薦してくださったのが文芸第三出版部の方たちだったので、今も護国寺方面には足を向けて寝られません。
  • そもそも作家をめざしたきっかけは?
  • 幼い頃から物語を作ることが大好きでした。物心つく前から、オリジナルアイデアの紙芝居を作っていたそうなので、作家になることはもはや運命だったのではないかと(笑)。高校3年生のとき、同級生たちが将来のことを見据えて進路を決めるなか、僕には一体なにができるのだろう? と考えに考えた結果、作家しかないことに気づきました。
  • 好きな作家や好きな作品は?
  • 井上夢人(岡嶋二人)さんと東野圭吾さんのお二方は今でも僕の神様です。パソコン通信時代、東野圭吾さん公認のファンクラブを(おそらく世界で最初に)立ち上げたことはひそかな自慢だったりします。井上夢人さんの『ダレカガナカニイル…』は僕の生涯ベスト本。読了後、小説世界からなかなか戻ってこられなくて四苦八苦したのは、後にも先にもこの作品だけです。
  • 黒田さんが大切にしている生涯ベスト本▲ 黒田さんが大切にしている生涯ベスト本
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プロフィル

黒田研二

黒田研二(くろだ・けんじ)

1969年三重県生まれ。信州大学経済学部卒業。2000年、『ウェディング・ドレス』で第16回メフィスト賞を受賞しデビュー。近年では漫画版「逆転裁判」「逆転検事」シリーズの脚本、「青鬼」シリーズのノベライズ、スマホアプリ『DMM TELLER』でチャットホラー小説、演劇の脚本などを手掛ける。

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担当コメント

担当コメント

家族同士だって、分からないことはあります。ぶつかり合いだってあります。でもそこから目を背けることなく、様々な出来事をパズルのように埋めていくと、家族の本当の姿が見えてきます。そして理解し合えることでしょう。5編の謎解きを通じて「家族のあり方」を教えてくれました。本書は黒田研二さんが家族を思い、愛犬のことを思い描かれたミステリーでもあります。読めばきっと家族に会いたくなるはず。

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『家族パズル』あとがきのあとがき ▶
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