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『創竜伝14〈月への門〉』

講談社ノベルス

『創竜伝14〈月への門〉』
あらすじ

『創竜伝14〈月への門〉』

田中芳樹


京都の空には異形の怪物や新型兵器、地上には機動隊員やトカゲ兵……京都幕府を誕生させた小早川奈津子と手を組む竜堂四兄弟(ドラゴン・ブラザーズ)に襲いかかる無数の敵。
蹴散らせども蹴散らせども奴らは次々やってくる。四兄弟は身を隠そうとある人物を頼って名古屋へ向かうが、そこで目にしたのは「閣下」と呼ばれる黒幕が引き起こした惨劇だった。怒りの四兄弟vs.傲岸不遜な黒幕、苛烈な戦いへ!

 田中芳樹

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年『緑の草原に……』で第3回幻影城新人賞、1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞、2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞。活躍はSFロマンにとどまらず、中国歴史小説やミステリもものし、壮大な物語と魅力的な登場人物は男女問わず多くの読者を楽しませ続けている。コミック化、アニメ化された作品も多い。代表作に『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『銀河英雄伝説』『岳飛伝』『アルスラーン戦記』などがある。

 天野喜孝

画家、キャラクターデザイナー、イラストレーター、装幀家。舞台芸術や衣装デザインも手掛ける。

『創竜伝』がわかる!マニアが徹底解説!竜堂四兄弟キャラクターファイル
マニアWの独断と偏見の一言〉
①こんな人におすすめ ②食べ物にたとえるなら ③魅力と惜しいところ
『創竜伝』を愛する文芸編集W

創竜伝』を愛する文芸編集W

小学生の頃から『創竜伝』にハマり、ひたすら「付き合うのなら始か続か。いや、人との三角関係に疲れた時に癒やしてくれる終と最終的には……!?」という妄想をし続けた。今も茉理をライバル視している。

長男 竜堂始 竜堂始 りゅうどうはじめ

竜堂家の長男。180センチを超える長身。真面目で堅物だが、家族に危険が及びそうな時は家長として、容赦なく相手を叩きのめす。実は怒らせると怖く、続より舌鋒が鋭くなる。従姉妹の鳥羽莱理 と ば まつ りといい仲……になりそうなのだが、堅物すぎるため、一歩を踏み出せない。前世は竜王の中の竜王、東海青竜王敖広ごうこう。地を操る。

Wの一言
まじめに婚活中のあなた。優良株です! 良き夫、良きパパになってくれるでしょう。
アジの開き。古き良き、日本人の朝食。
なんといっても頼りがいがあり、包容力があるところ。残念ながら、日常会話はつまらないでしょう。
 
次男 竜堂続 竜堂続 りゅうどうつづく

竜堂家の次男。白皙の美貌の 持ち主。一見、上品な物腰の美青年で、家族間でも敬語を 崩さない。しかしその実、どんな相手でも言い負かせてしまえるほど毒舌で、攻撃的。本人は始のサポート役という意識が非常に強く、兄を信頼し、弟たちを守ることを使命とする。女性からの誘いは引く手あまただが、反応は冷酷にして冷淡。前世は南海紅竜王敖紹ごうしょう。火を操る。

Wの一言
言葉責めに萌える人にオススメ! 意外とお姉さん系と相性がいいかも !?
唐辛子チョコレ―ト。おしゃれで優雅、でもピリリと辛い。
その美貌! 前にいてもらうだけで、白いご飯が3杯は食べられる。でも続があなたを、兄弟以上に愛することは決してないのです……。
 
三男 竜堂終 竜堂終 りゅうどうおわる

竜堂家の三男。元気で明るく、好奇心が強いがゆえにトラブルに巻き込まれることもしばしば。食べることが大好き、かつ大量に食べるため、兄たちのお説教以外には、食料がない事態に陥ることを何より恐れている。魚をまるごと、骨一本残さず食べる。前世は西海白竜王敖閏ごうじゅん。風を操る。

Wの一言
恋人が「親友」であることを求める人には最適。料理上手であることが必須条件。
恐竜の丸焼き。ダイナミックで無敵でエネルギ―の塊。
究極のポジティブシンキングの持ち主。その他はお子ちゃますぎて、物足りなくなるかも ⁉
 
四男 竜堂余 竜堂余 りゅうどうあまる

竜堂家の末っ子。おっとりしていて普段は兄たちの陰に隠れているが、竜堂家の秘密を早くから知っていた祖父には「大器晩成」と示され、潜在能力は兄弟の中で一番高い。前世に起こったことを夢という形で見ることができ、夢遊病の気がある。前世は北海黒竜王 敖炎ごうえん。水を操る。

Wの一言
ショタ萌えであれば、絶対はずれない!
ポッキー。ちょっとくたびれた時、身体と心に染み込む甘さ。
癒やしといえば、この人。疲れた夜は頰ずりして慰めてもらいましょう。おっかないお兄さんたちが漏れなくついてきますが。
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担当Pコメント 担当Pコメント

ずっと待ってました」「夢じゃなかった!本当だったんだ…(感涙」「生きてるうちに続きが読めるとは…」(ファンの声より)
9月中旬に公式ツイッターで『創竜伝14』発売日を発表したところ、リツイートの嵐が巻き起こり、そして多くの人がシリーズへの想いを呟かれました。
主人公・竜堂四兄弟あてに大量のバレンタイン・チョコが届くという逸話が残るほどに大ヒットした「創竜伝」シリーズ最新作が16年ぶりに刊行されます!
前巻から時間が空いてしまいましたが、変わらぬテンションの高さで、すぐに創竜伝の世界へ入りこめます。むさぼるように読んでいたあの頃の自分に戻れること間違いないでしょう。ファンの皆さん、安心して読んでください……いや、田中芳樹さんが繰り出す思わぬ展開に翻弄されながら読んでください! 待っていた甲斐のある一冊です‼

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あとがきのあとがき
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