逸木 裕(いつき・ゆう)
1980年東京都生まれ。学習院大学法学部法学科卒。フリーランスのウェブエンジニア業の傍ら、小説を執筆。2016年、『虹を待つ彼女「虹になるのを待って」を改題」』で第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。他の著書に『少女は夜を綴らない』『星空の16進数』がある。
「完全なある物を創作しようとする努力ほど、心霊を純潔ならしめるものはない」
ルネサンス期の画家・ミケランジェロの言葉です。 このように創作とは、ひらめきや人間性を必要とする、ヒト固有のものだと言われてきました。 ですが、私達はAIが何を成し遂げてもおかしくない時代に生きています。
もし、AIが人よりも美しい創作をできるようになったとき――私達は何のために創作をするのでしょうか?
この作品は、こんな問いに逸木裕さんが全身全霊で向き合った作品です。
小説家でもあり、ウェブエンジニアでもある逸木裕さんが悩み苦しんで出した答えを、 どうかその目で確かめてください。