本格ミステリ作家クラブ選・編
発売年月日:2018/6/8ノベルス
定価:本体1,700円(税別)
2017年に発表された本格ミステリ短編&評論のうち、本格ミステリ作家クラブが本気で選出!
1年で生まれた最高の本格ミステリはすべてここにある!小説
岡崎琢磨「夜半のちぎり」
阿津川辰海「透明人間は密室に潜む」
大山誠一郎「顔のない死体はなぜ顔がないのか」
白井智之「首無館の殺人」
松尾由美「袋小路の猫探偵」
法月綸太郎「葬式がえり」
東川篤哉「カープレッドよりも真っ赤な嘘」
水生大海「使い勝手のいい女」
西尾維新「掟上今日子の乗車券 第二枚 山麓オーベルジュ『ゆきどけ』」
評論
有栖川有栖 「吠えた犬の問題――ワトスンは語る」
解説
遊井かなめ「ベスト本格ミステリ2018 解説」
担当者コメント
お待たせしました!
また本格ミステリの季節がやってきました。今年のキャッチコピー「名探偵になりたい人はこれを読め!」は、実は本格ミステリ作家クラブ会長である東川篤哉さんによる序文に由来しています。ユーモアたっぷりに本格ミステリへの愛を語る名文です。ぜひお手にとってご確認ください。せっかくですので、一節だけご紹介します。
ふとした瞬間に虚空を見上げて、こう呟く場面がきっとあるはず。
「……ああ、探偵になりたい……できれば名探偵に……」
さて、あなたはいかがですか?