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講談社ノベルス

『神の時空 前紀 ─女神の功罪─』
著者:高田崇史
定価:本体840円(税別)

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今回の『神の時空 前紀 ―女神の功罪―』は、8年後に一連の事件が起こるきっかけとなった理由と、そのエピソードです。まだ「神の時空」のレギュラーメンバーは登場しませんが、高村皇や磯笛たちは暗躍します。そして「神の時空」シリーズの根本テーマが、最後に磯笛によって語られます。シリーズ全体のプロローグですので、通常の作品より短く仕上がっていますが、火地晋(かち・すすむ)の怪しい持論やその内容に関して、読者の方々には、深くさまざまにご考察いただければと思っています。

毎回、取材中か取材直後に高田さんに閃きが訪れる瞬間があります。まるでなにかが降りてくるようでもあり、悟りを得ているようにも見えます。今回も神戸の神社を巡っているうちに! だんだん高田さんのお顔が神々しく……!! 現代でも女性天皇をめぐる議論がつづいていますが、本作では女系天皇の謎を解き明かします。辻曲(つじまがり)兄妹の両親、福来陽一(ふくらい・よういち)くんのお父さんを巻き込んだ、8年前の事故が起こるまでの導線も明らかに! 読みどころ満載です。歴史好きの方もミステリ好きの方もぜひご一読ください!

『神の時空-鎌倉の地龍-』

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『神の時空-三輪の山祇-』

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