講談社BOOK倶楽部

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講談社ノベルス

NEWS
  • 8月9日
    講談社文庫より3大作家による名探偵傑作短篇集、3冊同時刊行!
  • 9月6日
    講談社ノベルスより レジェンド作家たちの書下ろし『7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー』刊行!
  • 9月7日
    <デビュー30周年記念刊行>綾辻行人『十角館の殺人〔限定愛蔵版〕』刊行!
  • 9月22日
    講談社タイガより『謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー』刊行!
  • 10月20日
    講談社タイガより『謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー』刊行!

新本格ミステリとは

 30年前の1987年9月5日。世にも奇妙な、後世に名を残す建築物が竣工した。孤島に建つその建物の名は十角館。建築家の名は――綾辻行人。
そう、これは小説のお話です。
 講談社ノベルスに建てられた、この館は出版界に燦然と輝き、ここから「新本格ミステリ・ムーヴメント」と呼ばれる、一大潮流が生まれます。綾辻氏のデビューを皮切りに、有栖川有栖氏、法月綸太郎氏、我孫子武丸氏、歌野晶午氏、山口雅也氏、麻耶雄嵩氏、北村薫氏といった、現在も第一線で活躍する人気作家が次々とデビューし、「新本格ミステリ」は出版界の人気ジャンルへと躍進を果たしました。
 そしてこの流れは、京極夏彦氏、森博嗣氏、西尾維新氏、辻村深月氏といった人気作家を輩出し続ける、講談社文芸第三出版部主宰の小説新人賞「メフィスト賞」へと受け継がれていきます。
『十角館の殺人』に代表される「新本格ミステリ」とは、定義は諸説ありますが、トリックとロジックを面白さの中心とした推理小説のこと。あの人気漫画『金田一少年の事件簿』も、『名探偵コナン』も、この「新本格」の影響を受けて生まれた作品なのです。
 あれから30年。このジャンルでは、今も才能にあふれる新人作家たちがデビューし続けています。ますます発展を続ける「新本格」の面白さにご注目ください!

御手洗篇名探偵・御手洗潔と相棒・石岡和己、
怪事件に挑む。

本格ミステリの金字塔『占星術殺人事件』での登場以来、難事件をいくつも解決し、相棒・石岡和己(いしおかかずみ)とともに、愛されてきた名探偵・御手洗潔(みたらいきよし)。その選りすぐりの短篇集。御手洗の人間的魅力に溢れた「数字錠」、「SIVAD SELIM」、シリーズ屈指の怪事件「山高帽のイカロス」他、全5篇を収録。監修・解説/千街晶之。

『名探偵傑作短篇集 御手洗潔篇』
 講談社文庫
 定価:本体980円(税別)
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法月篇法月綸太郎と法月警視、
親子コンビが不可能犯罪に挑む。

新本格ミステリの牽引者・法月綸太郎が生んだ同名の探偵・法月綸太郎が型破りな謎に父・法月警視とともに挑む。その選りすぐりの短篇集。会心の鉄道ミステリ「背信の交点(シザーズ・クロッシング)」、オカルト現象の裏側の犯罪劇「世界の神秘を解く男」、日本推理作家協会賞受賞の傑作「都市伝説パズル」、全6篇を収録。監修・解説/巽昌章。

『名探偵傑作短篇集 法月綸太郎篇』
 講談社文庫
 定価:本体920円(税別)
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火村篇臨床犯罪学者・火村英生と助手・
有栖川有栖、巧妙なトリックに挑む。

臨床犯罪学者・火村英生と助手・有栖川有栖のコンビが、美しく謎を解く、多彩な事件を散りばめた短篇集。火村と怪人物との丁々発止の対決を描く「ジャバウォッキー」、犯人を論理的に割り出す本格ミステリの王道「スイス時計の謎」、誘拐事件の意外な顛末とは?「助教授の身代金」他、全6篇収録。監修・解説/杉江松恋。

『名探偵傑作短篇集 火村英生篇』
 講談社文庫
 定価:本体840円(税別)
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36年もの長きにわたり数々の事件を解決してきた天才探偵御手洗 潔

御手洗 潔

横浜市出身。脳科学者。IQ300以上。 15歳でアメリカの名門大学に入学し、20歳のころにはコロンビア大学の助教授となっている。その後世界各地を放浪し帰国。京大医学部に入学するも中退。再度渡米し、研究者やジャズミュージシャンとして活動した後帰国し、占星術師となる。占星術師を廃業したあとは横浜の馬車道に事務所を構え、私立探偵に。さらに北欧へ移住し、スウェーデンのウプサラ大で脳科学を研究している。多言語を使いこなし、様々な分野に精通する博識のひとだが、感情の起伏が激しく、初対面の人の多くは彼を「変人」とみなす。ときにうつ病を発症することもある。権威主義や事大主義的な価値観を嫌悪し軽蔑する一方、弱き者へ向けるまなざしはやさしい。

石岡和己

山口県出身。美大卒の元イラストレーター。ある事件で御手洗と出会い、彼が解決した事件を作家として執筆している。御手洗とはやがて横浜で同居生活を送るようになるが、家事のほとんどを引き受けていた。御手洗が生活拠点を北欧へ移して一人暮らしになると“御手洗ロス”が激しく、鬱状態に陥りかけた。

著者/島田荘司(しまだそうじ)

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『屋上の道化師たち』まで50作に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『光る鶴』などの吉敷竹史刑事シリーズで人気を博す。2009年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また、「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「講談社『ベテラン新人』発掘プロジェクト」の選考委員を務めるなど、新しい才能の発掘と育成にも尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳、紹介にも積極的に取り組んでいる。

父とともに不可能犯罪に挑む、悩める名探偵法月綸太郎

法月綸太郎

推理作家。東京都世田谷区在住で、母親はすでに他界し父である法月警視と二人暮らし。若手小説家としては、その実績ははかばかしくないが、古今東西の犯罪やトリックの知識に通じ、その推理力をかう法月警視の要請により非公式ながら事件捜査に協力する。ふだんは社交的で楽観的な性格ながら、捜査となると一切の妥協を許さない。途中大いに悩み、ときにミスを犯すことも珍しくないが、あくまでも論理的な推理を積み重ね真相へと向かっていく。区立図書館の司書で眼鏡美人の沢田穂波がガールフレンド。法月警視や穂波とともにあらゆる事件を解決に導いてゆく名探偵。

法月警視

名は貞雄。綸太郎の実父。警視庁捜査一課所属。将来を嘱望されたエリートキャリアだったが上司にうとまれ出世コースから外され、階級も警視のまま。妻は自殺している。

著者/法月綸太郎

1964年島根県松江市生まれ。京都大学法学部卒業。在学中は京大推理小説研究会に所属。88年『密閉教室』でデビュー。89年、著者と同姓同名の探偵が登場する「法月綸太郎シリーズ」第1弾『雪密室』を刊行。2002年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。05年『生首に聞いてみろ』が第5回本格ミステリ大賞、「このミステリーがすごい! 2005年版」国内篇第1位に選ばれる。他の著書に『頼子のために』、「怪盗グリフィンシリーズ」、『キングを探せ』、『ノックス・マシン』など。

心に闇を抱えた臨床犯罪学者が巧妙なトリックに挑む火村英生

火村英生

英都大学社会学部准教授。京都市在住。学生時代からの北白川の下宿に猫3匹とともに暮らしている。犯罪社会学を専攻し、その研究のフィールドワークとして、実際の殺人現場に赴き事件を解決する。法律、法医学、心理学などに造詣が深く、語学も堪能。服装には無頓着で、モノトーンのシャツとジャケットを着て細いネクタイをだらしなく結ぶ姿は、アリスから「碁石みたい」と評されている。事件捜査中は黒い絹の手袋を着用する。ぼさぼさの頭髪をかき回したり、唇を人差し指でなぞって考え事をしたりする癖がある。犯罪学者を志した理由を問われ「人を殺したいと思ったことがあるから」と答え、誰かを惨殺する悪夢にうなされるなど、人知れぬ心の闇も抱えている。

有栖川有栖

推理作家。大阪市在住。 火村は大学の同期生で、二年のときに、講義中に執筆していた推理小説を火村が無断で読み「その続きはどうなるんだ?」と聞いたことが知り合うきっかけに。火村からは「アリス」やからかい半分に「浪花のエラリー・クイーン」と呼ばれ、助手として事件現場にもしばしば同行する。

著者/有栖川有栖

1959年大阪府生まれ。同志社大学卒業。在学中は推理小説研究会に所属。1989年、『月光ゲーム』で鮮烈なデビューを飾り、以降「新本格」ミステリムーブメントの最前線を走り続けている。2003年、『マレー鉄道の謎』で第56回日本 推理作家協会賞を受賞。'08年には『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞した。近著に『鍵の掛かった男』、『狩人の悪夢』、エッセイ集『ミステリ国の人々』などがある。

  • 9月6日『7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー』刊行(講談社ノベルス)
    著/綾辻行人、歌野晶午、法月綸太郎、有栖川有栖、我孫子武丸、山口雅也、麻耶雄嵩
  • 9月7日『十角館の殺人 限定愛蔵版』刊行
  • 9月22日『謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー』刊行(講談社タイガ)
    著/東川篤哉、一筆、古野まほろ、青崎有吾、周木 律、澤村伊智
  • 10月20日『謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー』刊行(講談社タイガ)
    著/はやみねかおる、恩田 陸、高田崇史、綾崎 隼、白井智之、井上真偽
『新本格ミステリ30th anniversary』 『紅城奇譚』鳥飼否宇 『クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係』大倉崇裕 『横濱エトランゼ』大崎 梢 『落語魅捨理全集 坊主の愉しみ』山口雅也 『ダマシ×ダマシ Swindler』森 博嗣 『人類最強のときめき』西尾維新 『誰かが見ている』宮西真冬 『神の時空 -京の天命-』高田崇史 『しあわせな死の桜』竹本健治 『悲衛伝』西尾維新 『悲亡伝』西尾維新 『悲録伝』西尾維新 『悲業伝』西尾維新 『悲報伝』西尾維新 『悲惨伝』西尾維新 『悲痛伝』西尾維新 『悲鳴伝』西尾維新 電子百鬼夜行シリーズ 京極夏彦 高田崇史ONLINE