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講談社ノベルス

『人間消失殺人事件』赤川次郎

『人間消失殺人事件』

著者:赤川次郎

発売年月日:2016/5/6ノベルス

定価:本体880円(税別)

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【祝! 第50回吉川英治文学賞受賞!!】
主演・大貫警部! 大胆不敵な推理ショー、開幕!
我が道を突き進む名物刑事・大貫が、今日も事件を解決!

毎朝同じバスで通学していた高校生の南尾小百合は、ある朝、いつもの駅で降りずに行方不明になってしまう。失踪直前、少女と一緒にいて疑いを掛けられたのは、一人の男性だった。しかし一年後、少女は旅芸人の一座で発見される。喜びもつかの間、彼女の失踪事件はさらなる悲劇を呼び寄せて……!? 偶然、現場の温泉宿に居合わせた大貫警部が事件に関わらないワケがない! 読むと元気がわいてくる、人気ミステリーシリーズ最新作!

担当者コメント

四文字熟語シリーズにはじめて出会ったとき「大貫警部の近くにいる井上刑事や直子さんはさぞ大変だろうなぁ……かわいそうに」と思ったのですが、大貫警部の人柄と活躍を知れば知るほど、「近くにいたら、振り回されるけど元気が出るだろうな」と、どんどん親しく感じるようになりました。大貫警部の筋の通った「自分勝手さ」は、つい人の顔色をうかがいがちな私にとって、ひときわ眩しくてかっこよく感じられます。彼のように振る舞うには多分「信念」のようなものが必要で、簡単にはできないことでもあります。ですので、まずは、大貫警部に知られても恥ずかしくない程度には、筋を通して生きていきたいと思うわけです。シリーズ最新作『人間消失殺人事件』では、哀しいすれ違いや心ない人間の行動によって、五つの殺人事件が発生します。現実でも起こりうるような事件に際して、被害者にも加害者にも筋を通して向かい合う大貫警部の活躍を、ぜひ、お読みください!

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