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講談社ノベルス

『海と月の迷路』 大沢在昌

『海と月の迷路』

著者:大沢在昌

発売年月日:2015/10/7ノベルス

定価:本体1300円(税別)

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世界遺産「軍艦島」に潜む殺人者?
昭和34年、満月の晩に溺死した少女。
若き警官の「禁断の捜査」が島に軋轢を──
吉川英治文学賞受賞作

わずかな土地に五千人以上が暮らす炭鉱の島、通称「軍艦島」。
昭和34年の初夏、少女の遺体が見つかった。
島に赴任したばかりの警察官・荒巻は、不審な人物の存在などから、事故と判断されたその死に疑問を感じ、独自の捜査をおこなう。
だがそれは「全島一家族」を標榜し、警察すらも管理下におく島の組織と掟に波紋をよぶ。
少女は殺されたのか? 正体を隠した罪人が島に? 吉川英治文学賞を受賞したエンターテインメントの金字塔!

担当者コメント

先頃、世界遺産に登録された長崎県の「軍艦島」。明治時代から炭鉱として利用され、昭和49年に閉山されるまで、多くの人が生活していました。この作品の舞台は島の最盛期である昭和34年。五千人以上が暮らし、世界有数の人口密度がありました。ミステリーとしての面白さは勿論のこと、当時の島の光景、人々の生活ぶりも読みどころです。「遺産」ではない高度成長期の日本の熱気、そして独自の島の風習が鮮やかに甦ります。吉川英治文学賞を受賞した至極のエンターテインメントにして、大沢在昌さんの新たな代表作を、ぜひともご堪能ください!

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