著者:小前 亮
発売年月日:2014/9/10単行本
定価:本体 1,800円(税別)
十七世紀半ば十四歳で親政を始めた清の第四代皇帝・康熙帝(玄燁・げんよう)は、勉強熱心で経書や史書に明るく、聖賢の道を究めることを理想としていた。この時期、清の南方には独立小国家ともいえる三つの藩があり、最大の実力者・呉三桂は明から清に寝返った将軍だった。「裏切った者は、また叛く」──玄燁は、叛乱を覚悟しながらも熟慮を重ね、三藩の廃止を決定。それは「史上最高の名君」となるための重大な決意だった。
担当者コメント
貞観の治を行った唐の太宗とともに「中国歴代最高の名君」と称される清の第四代皇帝・康熙帝。『康熙字典』の編纂、最初の実測による中国地図『皇輿全覧図』の作成など文化面での貢献が高いことでも有名ですが、完全に権力を掌握するために避けられなかったのが、独立小国家ともいえる三藩との戦いでした。その戦いの帰趨をあますことなく描いたのが本作品です。迫力満点の争乱のシーンをはじめ、読み応え充分! これぞ「最高の名作」です!!
担当者コメント
貞観の治を行った唐の太宗とともに「中国歴代最高の名君」と称される清の第四代皇帝・康熙帝。『康熙字典』の編纂、最初の実測による中国地図『皇輿全覧図』の作成など文化面での貢献が高いことでも有名ですが、完全に権力を掌握するために避けられなかったのが、独立小国家ともいえる三藩との戦いでした。その戦いの帰趨をあますことなく描いたのが本作品です。迫力満点の争乱のシーンをはじめ、読み応え充分! これぞ「最高の名作」です!!