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『黄石斎真報(こうせきさいしんぽう)』秋梨惟喬|講談社ノベルス

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『黄石斎真報(こうせきさいしんぽう)』

著者:秋梨惟喬

発売年月日:2013/11/27単行本

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これは中国版「東ス○」!?
不思議と妖しさ満載な記事の真相とは──
記事以上に怪しい記者たちが縦横無尽に大活躍!
痛快! 中国歴史ミステリー!!

20世紀初頭、清が滅んで中華民国が成立した数年後、江南の仙陽(せんよう)で「黄石斎真報」なる画報が発行された。「黄石斎真報」は、地元の社会問題や事件のみならず、怪しげな話題も取り扱っている。記者の陸亜森(りくあしん)、居候の黒蝙蝠(くろこうもり)らは、新人の林崇徳(りんそうとく)と奇妙な出来事を取材する過程で、その真相に近づいていく。それらは記事になると同時に、黒蝙蝠らに副収入をもたらしてもいた……

担当者コメント

清の末期、絵にコメントが付されたグラフ雑誌である画報と呼ばれるメディアが登場しました。1884年に創刊された「点石斎画報」が最初の本格的な画報で、あらゆるジャンルを描いて人気が高く魯迅も愛読者だったそう。その画報を題材としたのが本作です。位牌をもっていくとお金をくれる男。だが、もっていった人には天罰がくだされる……。そんな話を記事にし、真相を追う怪しい記者たちの活躍は、読み応えに溢れています!

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