講談社BOOK倶楽部

『セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎』天祢 涼|講談社ノベルス

講談社ノベルス

謎解きは清き一票のために! 弁舌巧みで爽やか、でも天然(おバカ)な世襲議員とお堅いサムライ秘書が5つの難事件に挑む!謎とユーモアあふれた選挙区内限定ミステリー『セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎』天祢 涼

著者コメント

「天祢さん、今度はコメディっぽい作品でいきましょう」「あ、自分もサイコキラーやら猟奇殺人やらを書くのは疲れました」 担当P氏とのそんなやり取りから生まれたのが、『セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎』です。以前、『メフィスト』で発表した短編『国会議員・漆原翔太朗』をもとにはしていますが、主人公の名前が「翔太朗」から「翔太郎」に変わったり、秘書がイケメンになったり、登場人物が増えたり、ほぼ別物に仕上がりました。おバカな世襲議員と堅物秘書が解決する5つの事件(?)、どうぞお楽しみください。

プロフィール

天祢涼(あまね・りょう) 1978年生まれ。2010年、『キョウカンカク』で第43回メフィスト賞を受賞しデビュー。犯人の「意外な動機」がミステリーファンの間で話題となり、2011年版「読者に勧める黄金の本格ミステリー」(南雲堂)に選出された。また『葬式組曲』(原書房)は「2013本格ミステリ・ベスト10」の第7位にランクインした。

ページトップへ

担当者コメント

 驚きに満ちた展開で注目を集めるミステリー作家・天祢涼の新作でございます。政治の話は難しいとお思いの国民の皆さま、決してそのような心配はございません! 気楽に楽しめるミステリーでございます! 日本を元気にしたい、読者の皆さまを楽しませたい、天祢涼は大いに汗をかきます! 国会議員・漆原翔太郎は選挙区内限定で頑張ります! 『セシューズ・ハイ』! 『セシューズ・ハイ』をよろしくお願い申し上げます!
 ――と、選挙演説風でお届けしてみました。
 さて「読者に勧める黄金の本格ミステリー」にデビュー作『キョウカンカク』が選出され、昨年刊行された『葬式組曲』は「2013本格ミステリ・ベスト10」第7位に輝いた、今注目の天祢涼さん。選ばれるだけあってミステリーのクオリティはハイレベル! そのうえキャラクターとエピソードのユーモアっぷりが合わさるのですから、もう面白いとしか言いようがありません! 読者モニターからの感想はいずれも高評価! ぜひお読みください!

ページトップへ

一問一答

作家を志したきっかけは?

いざ就職活動を始める段になって、小説を書いている時が一番楽しいと気づいたこと。

メフィスト賞デビューですが、メフィスト賞に応募した理由は?

新人賞に落選続きで落ち込んでいる時に復刊したばかりの『メフィスト』を見つけ、「これは運命だ」と思い込むことにしたから。

デビュー直後の天祢さんに現在の天祢さんが声をかけるとしたら?

プロはお前より才能のある人ばっかりだぞ。寸暇を惜しんで本を読め。文章力を磨け。

デビューしてから一番思い出に残っていることは?

去年の11月、大谷大学さんで講演会をした後、綾辻行人さんとお食事をしたこと。これまで生きてきた中で最も濃密な一日でした。

最初に小説を書いたのはいつ頃? どんな作品?

小学4年生の時に大河ドラマを観ながら書いた『武田信玄』(ある意味ノベライズ化)。川中島の戦いまで書き続けたので、我ながらがんばったと思います。

影響を受けた作家・作品は?

アガサ・クリスティーの『アクロイド殺し』。読んでいなければ作家にならなかった! というくらい影響された作品です。乙一さんや横山秀夫さんにも影響を受けているのですが、友達からは「どこがだ!?」とツッコミを入れられました。

作家・天祢涼、四字熟語でたとえると?

起死回生。

ミステリー作家としてのモットーは?

100万人を驚かせる!

いつ、どんなところでミステリーのネタを考える?

基本的にいつもなにかしら考えていますが、ジョギングをしている時に閃くことが多いです。

作品を執筆するにあたって、一番大切にしていることは何?

おもしろければ、少しくらいの矛盾は怖れない。

今回の『セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎』は、これまでの天祢さんの作品と比べると印象がかなり異なる作品ですが、この作品を書くことになったきっかけは?

「政治家も大変だなあ。どうでもいい一言を失言扱いされて謝罪させられて」と「もっと堂々としろよ、国民の代表なんだから」という思いが入り混じって書き上げた短編を、担当P氏が気に入ってくれたこと。

どんな方に読んでほしい?

ミステリー的な展開よりもキャラクター性を優先して書いたので、あまりミステリーを読まない方々に手に取っていただければ。

『セシューズ・ハイ』に続きはある? 

アイデアの断片はありますが、続けると雲井の胃に穴が空きそうだし、美夜シリーズもとまってますしねえ……。

今後挑戦したいテーマ、舞台などあったら教えてください。

花屋、ラブコメ、美夜シリーズの残り(あと4冊予定)、自治体が発行している広報紙……などなど、書きたいことだけで1冊つくれそうなくらい構想はあります。ええ、構想は。

2013年の刊行計画を教えてください。

4月に『綾辻行人殺人事件(仮)』、夏にデビュー作『キョウカンカク』を全面改稿した文庫版。ほか、宗教団体を舞台にした頭脳戦『新興宗教カンパニー』、美夜シリーズのエピソード0『ゼロ・トレランス(仮)』を年内に出(せるよう努力)します。

読者の方々に一言!

「ユーモアミステリーを装った別のなにか」をコンセプトに書き上げた小説ですが、細かいことは気にせず、笑って読んでいただければ幸いです。

ページトップへ

既刊リスト

『空想探偵と密室メイカー』

『空想探偵と密室メイカー』
講談社ノベルス 20年前に閉ざされた学生寮に女優の死体――そこは史上最兇の密室!
進化する本格ミステリー!!

『闇ツキチルドレン』

『闇ツキチルドレン』
講談社ノベルス 最強最悪な容疑者――捜査の裏を知り尽くした元エリート警察官僚!!
“音を見る”共感覚探偵・音宮美夜が凶悪事件に挑む!

『キョウカンカク』

『キョウカンカク』
講談社ノベルス 第43回メフィスト賞受賞作
「喪われた恋の色を見る覚悟はあるか?」――上遠野浩平
見えすぎてしまう彼女が挑む謎は殺意の赤と邪悪の黒が混じった、世にも“凶”なる感覚の迷宮。

ページトップへ

『嚙みあわない会話と、ある過去について』辻村深月 『古事記異聞 鬼棲む国、出雲』高田崇史 『人間に向いてない』黒澤いづみ 『首の鎖』宮西真冬・『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』松嶋智左 『コンビニなしでは生きられない』秋保水菓(あきう・すいか) 『悪徳の輪舞曲(ロンド)』中山七里 『祝葬』久坂部羊 『鉄鼠の檻』京極夏彦 『キネマの天使』赤川次郎 『QED~ortus~ 白山の頻闇(しきやみ)』高田崇史 『悲終伝』西尾維新 『悲球伝』西尾維新 『悲衛伝』西尾維新 『悲亡伝』西尾維新 『悲録伝』西尾維新 『悲業伝』西尾維新 『悲報伝』西尾維新 『悲惨伝』西尾維新 『悲痛伝』西尾維新 『悲鳴伝』西尾維新 電子百鬼夜行シリーズ 京極夏彦 高田崇史ONLINE