『悲鳴伝』脱稿直後に収録された特別インタビュー。全文は「メフィスト 2012 VOL.1」と「西尾通信※」に掲載されました。紙幅の都合上掲載できなかった部分を、特別公開します!
―― 驚異的な執筆ペースですね。一日何時間くらい、執筆にあてているのですか?
西尾維新氏(以降、西尾) 秘密にしておきます。もっと仕事を入れられるんじゃないかって、出版社からあらぬ疑いを掛けられてしまう(笑)。
―― 執筆中にかかせないアイテムは?
西尾 『悲鳴伝』を書いている時は、アニメ『偽物語』が必須でした。あのアニメの放映が心の支えでした。
―― 気分転換の方法を教えてください。
西尾 寝ること。寝てリセットします。あとは食事とか。当然と言えば当然ですが、執筆とまったく違うことが、気分転換として一番効果があります。いずれにせよ、メリハリを付けるのは大事ですね。
―― もし、一日が五十時間あったら、何をして過ごしますか?
西尾 仕事。
―― では、最近面白かった小説を教えてください。
西尾 今まさに僕が読んでいる本は、東野圭吾先生の『歪笑小説』です。面白いです。
―― 最近面白かった漫画はいかがですか?
西尾 最近読んだのは、荒川弘先生の『百姓貴族』と『銀の匙 Silver Spoon』。どちらも素晴らしいです。
小説にしても漫画にしても、読んだあともう一度読み返したくなるような物語を読んでいこうと、特に意識しています。作者としても、読んだあともう一度読み返したくなる物語を書いていきたいものですね。
※西尾通信=2011年12月〜2012年1月に開催した『西尾維新祭』の応募者抽選プレゼントの新聞。応募の受付は終了いたしました。