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『古道具屋 皆塵堂(かいじんどう)』輪渡颯介 (わたり そうすけ)|講談社ノベルス

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『古道具屋 皆塵堂(かいじんどう)』

著者:輪渡颯介 (わたり そうすけ)

発売年月日:2011/2/23単行本

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商売道具は“憑き物”だらけ。幽霊(こいつら)なんか、大っきらいなのに!
切なくて、ほんのりおかしい人情怪談騒動記

実家の道具屋を継ぐため、太一郎は曰くつきの品が集まる「皆塵堂」で修業することになった。だが幽霊なんて信じないとうそぶく太一郎の周りで、痩せ刀や美しい蒔絵櫛などにまつわる不思議な出来事が次々と巻き起こる。店主の伊平次や幼なじみの巳之助に助けられ、太一郎は思い出せない自らの過去を追うが――。

担当者コメント

異色の怪談時代ミステリー「浪人左門あやかし指南」シリーズでデビューし、注目を浴びた著者による初の短編連作集です。世をすねた青年・太一郎が家業を継ぐため、奇妙な古道具屋で働くことから騒動が始まります。妖しく不思議な事件を取り巻く、ホロリとさせる人の優しさや江戸の粋な暮らしぶりもたまりません。
皆さんもぜひ一度、人の心をたぶらかす店「皆塵堂」を覗いてみてください!!

2月の新刊

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