『角のないケシゴムは嘘を消せない』

著者：白河三兎（しらかわみと）

発売年月日：2011/1/5講談社ノベルス

あなたが“消したい”モノは、何ですか？

妹の恋人→失踪
兄の恋人→透明人間
「見えない」恋の結末は!?

兄／信彦
「しばらく家に泊めてよ」「無理」
突然上京してきた妹のお願いを、俺は瞬殺するしかない。
なぜならウチには……透明人間の恋人が住んでいるから。
妹／琴里
隣を歩いていた彼氏が忽然と消えた。
見つけ出して殴らなきゃ、私の初恋は終われない！
……でも、どうやってアイツは＜消失＞したんだろう？

兄妹の恋路はいつしか重なり、新たな謎を孕んでいく。
疾走！　迷走！　先の見えない恋と人生の行方は!?

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担当者コメント

『プールの底に眠る』で第42回メフィスト賞を受賞しデビューした、白河三兎さんの新作がついに登場です。前作の切なさや優しさはそのままに、奇妙で、どこか温かい兄妹の関係を描いた物語は、再び読者のみなさんの心を揺さぶるのではないでしょうか。応援よろしくお願いいたします。