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『五感集』浅暮三文|講談社ノベルス

講談社ノベルス

『五感集』

著者:浅暮三文

発売年月日:2010/8/25単行本

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洋館から突如消えた娼婦。
五感で解き明かす真相。
「メフィスト賞&日本推理作家協会賞」
受賞作家による“幻想ミステリー”

昭和20年3月、神戸。 秘密裏に営まれる娼館に幽閉されている娼婦ナオミ。 馴染みの客は情事の最中、その肉体が、すでに彼女のものではないことを実感する。 情事を終え、客室に戻った男は「ナオミが消えた」という館主の叫び声を聞く。女は本当に消えてしまったのか……。

担当者コメント

人が感じたこと、イメージしたことを小説化することに定評のある浅暮三文さん。これまでにも感覚に材を取った作品を多数書いていますが、その集大成とも言えるのがずばり「五感集」です。情事を追えた後、“消えた”娼婦。どこにいってしまったのか。嗅覚、味覚、視覚、聴覚、触覚、で序々に明かされる謎とともに、読み手を揺さぶる圧倒的な文章力をお楽しみください。

8月の新刊

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