著者:近藤史恵
発売年月日:2010/5/26単行本
施設で育った内気な少年・博人は、進学への援助を得るため、同い年の樋野と陸の孤島にある屋敷で働き始めた。整った容姿の樋野には壮絶な過去が。博人は令嬢の小夜に恋心を抱くが、陰惨な事件で穏やかだった生活は一変する。それは悪意が渦巻く屋敷で始まる、悲劇の序章に過ぎなかった――。 真実はつねに、だれかの傷と繋がっている。もし、触れられて痛む傷を持たない者ならば、それを暴くこともできるかもしれない。(本文より)
担当者コメント
自転車レースを鮮烈に描いた『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞し、近年注目を集める近藤史恵氏による講談社初の単行本です! 豊かな想像力と巧みな筆致で、思春期ならではのピュアで残酷な人間関係をあぶり出します。じわりじわりと追いつめられるような緊張感と、情感溢れる美しい闇をご堪能ください!
5月6日発売『ウロボロスの純正音律』著者:竹本健治
5月6日発売『ぐるぐる猿と歌う鳥』著者:加納朋子
5月6日発売『完全版 地獄堂霊界通信(5)』著者:香月日輪
5月15日発売『死ねばいいのに』著者:京極夏彦
5月26日発売『薔薇を拒む』著者:近藤史恵
担当者コメント
自転車レースを鮮烈に描いた『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞し、近年注目を集める近藤史恵氏による講談社初の単行本です!
豊かな想像力と巧みな筆致で、思春期ならではのピュアで残酷な人間関係をあぶり出します。じわりじわりと追いつめられるような緊張感と、情感溢れる美しい闇をご堪能ください!