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『V.T.R.』辻村深月|講談社ノベルス

講談社ノベルス

衆人環視の中鉄壁の匣から消えた首飾り!! 「探偵小説」シリーズ、ついに最終巻『探偵小説のためのゴシック「火剋金」』古野まほろ

著者のことば

本書は、辻村の『スロウハイツの神様』という小説に出てくる作家、チヨダ・コーキのデビュー作です。
だけど、彼のことを知らなくても、一本の独立した小説として楽しんでいただけるはず。
「誰かを思う」ということをテーマに書いてみたくなったので、書きました。

プロフィール

辻村深月(つじむら・みづき)
1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒業。
2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ロードムービー』(以上、講談社)、『太陽の坐る場所』(文藝春秋)、『ふちなしのかがみ』(角川書店)。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』(講談社)が第142回直木賞候補作となる。

辻村深月

担当者コメント

辻村深月さんの最新作『V.T.R.』は、疾走感溢れるエンターテインメント作品です!
国によって殺人を認められたダークエリート、マーダー。銃を愛する腑抜けのマーダー・ティーと、彼の元恋人で見た目も仕事ぶりも極上のマーダー・アール。二人を軸に進む激しく切ない物語と、倉花千夏氏描き下ろしの格好良すぎるイラストで、スペシャル感満載の一冊ができました。
カバーは豪華両面印刷! ぜひ書店店頭でチラリとご確認頂き、その後じっくり物語をご堪能頂ければ幸いです。辻村さんの筆が勢いよく進んだ本作、ぜひお手にお取り下さい。

チヨダ・コーキの世界

チヨダ・コーキ。本名、千代田公輝。主に、中高生からの絶大な人気を誇る小説家。人を完全な手駒として描くスラップスティックやブラックユーモアを得意とする反面、その中に社会的な風刺や現代人の病といったモチーフを巧妙に織り交ぜるのが作風。
十五年前、高校在学中に、弱冠十七歳にして『V.T.R.』で代々社のノベル新人賞を受賞しデビュー。以降、次々に著作を発表し、デビューの二年後には『モルヒネの贈り物』(代々社刊)が最初のテレビアニメ化。その後、発表されたチヨダ・コーキの小説はそのほとんどがアニメやゲーム、漫画等々、別のメディアとミックスされて取り扱われている。小説やアニメ、フィギュアなどのグッズ、彼の生み出した世界にまつわる全てのものは、総称して『チヨダブランド』と呼ばれる。
軽やかな文体で、必要なことだけを明確な言葉にすること、そのメッセージ性。剣や魔法が登場する異世界を舞台にし、また現実世界の中にもおよそありえないファンタジーの世界観を持ち込む。

『スロウハイツの神様』(上)より

『スロウハイツ』後、雑誌のインタビューか何かで世の中で一番好きな食べ物を、「チューペット」と「ビスコ」だと答えたら、海外の環から「しっかり食べろ」と電話がかかってきたらしい。

カバーイラスト 壁紙プレゼント

カバーイラスト 壁紙プレゼント
  • 1680×1050

終了しました

豪華両面カバー仕様! 裏面は「チヨダ・コーキバージョン」

イラストレータープロフィール

倉花千夏  Chinatsu Kurahana
神奈川県出身の原画家・イラストレーター。
2007年ゲーム会社を退社後、フリーランスへ転向。
雑誌の表紙やピンナップ、小説のカバー、挿絵、ゲームキャラクターデザインなど多数を手がける。シャープな線と美麗な色使いの魅力ある世界観でファンを増やし続けている。
公式サイト Chroma.cc http://www.chroma.cc/

http://www.chroma.cc/

担当者コメント

『V.T.R.』ご執筆のきっかけを教えてください。

『スロウハイツの神様』を書いている時に、自分とある意味では似ていて、だけどあらゆる点が異なるチヨダ・コーキという作家が書く小説ってどんなものだろうと興味があったので。

チヨダ・コーキにかわって執筆した、面白さは何でしょうか?

辻村深月では書けない自由な世界を、彼の力を借りることにより楽しく遊べたと思っています。

主人公ティーの魅力を教えてください。

一芸に長けたダメ人間なんて最高じゃないですか。

もう一人の主人公、アールの魅力を教えてください。

これまで書いたヒロインの中で一番のいい女だと思います。

サブキャラクターで、辻村さんのお気に入りは誰ですか? また、その理由は?

ペロッチSUN215! 我ながら、よくこんなかわいいヤツを書いたもんだと思います。

カバーイラストを見た感想をお聞かせください。

ティーとアールはこんな顔をしていたんですね! と思わず声が上がりました。

これから『V.T.R.』を読む読者に、一言メッセージをお願いします。

コーキも私も、登場人物の幸せ、彼らの決着のために書いた、という気持ちです。コーキはティーのため、私はアールのために書いたんじゃないかな。それが伝われば嬉しいです。

担当者コメント

スロウハイツの神様(上)

『スロウハイツの神様』
(上)

講談社ノベルス版
講談社文庫版

スロウハイツの神様(下)

『スロウハイツの神様』
(下)

講談社ノベルス版
講談社文庫版

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