正直真面目な話、ここに書くことあんまりないんですよね!
あ、usiさんのカバーイラストが壁紙化されるそうなので、そちらは是非!
「これは和風魔法少女・出屋敷市子が愉快な妖怪たちとともに周囲にびみょーな迷惑をかけながら成長してゆく物語」ですが、本作を通じて皆さんに夢と希望を振りまきたいとか少女の美しい友情や親子愛でほっこりさせたいとか魅惑のサスペンスをお届けしたいとか驚天動地のトリックを仕込んであるとかすごくためになることが書いてあるとか、この話を書くためにこれまで生きてきたとか、そういう何かが……特にないです!
1話からもうアニメ化されたくてむしゃくしゃして衝動的にやってしまった、などと供述しており。メフィストの企画でホラー書けって言われてかなり無理くり書いたら何か違ったのでこれの1話書いたら、「妖怪が出てくるだけでやっぱりホラーじゃない謎の何か」が出来上がっただけでしたね!
いや裏設定は山ほどあるんだけど。「みずちとみずはがアルビノツインヘッドのシマヘビということは胸結合体の結合双生児で、当然一卵性だからみずはの性染色体はXYだけどどのみちこいつ頭しかないし、心霊現象のセックスやジェンダーにそんな深い意味があるのか。爬虫類なんか性染色体が何でも孵化するときの温度で雌雄が変わったりするし。変わるって言ってもワニの一種とコモドオオトカゲだけでシマヘビは変わらないけど」という愛情たっぷりの裏設定をここで開示しても新規ファンにアピールできないような気がするだけで! 市子の88柱の護法は35まで考えましたが、自分でも全部出てくる気がしません! 「うーん……出雲と三輪で大国主がダブってしまった」とか「孤独のグルメ」みたいな台詞吐きながら考えてましたがどう足掻いてもローソンの近くにローソンができるみたいなことになってます。
無理矢理まとめると「妖怪と少女の心の交流」がテーマなのでこう……そういうことにしておいてください! そしてアニメ化!(しないかなあ! してほしいなあ! という話)
※本文中で出屋敷市子が「首を傾げ」ているところは全部、「シャフ度で言った」と脳内変換してください。