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『紙の眼』大山尚利|講談社ノベルス

講談社ノベルス

『紙の眼』

著者:大山尚利

発売年月日:2013/9/4講談社ノベルス

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街に増殖する「眼」。窃まれる「日常」。
膨れあがる「不安」――。
日本ホラー小説大賞受賞の俊英が切り取る、都市に漂う5つの恐怖。

通り魔事件の発生に揺れる街で、郵便局に勤める「彼」は、ある朝、眼が描かれただけの奇妙な貼り紙を見つける。その直後、「彼」は日常生活を盗撮された写真を誰かから送りつけられるようになる。連続して起こる通り魔事件と、「彼」を苦しめる盗撮写真、そして街中に増殖していく貼り紙に描かれた眼には関係があるのか――都市生活者の不安と恐怖を浮遊感あふれる筆致で捉えた表題作ほか、書下ろしを含む短編5編を収録。

担当者コメント

スタイリッシュ・ホラーの旗手、大山尚利さんの講談社ノベルス初登場作品集です。収録された短編は、どれも「ありえないけど、ありえそうな」怖さ! 街に生きる人々の漠たる不安を、見事に恐怖体験として描ききっています。読むことで、ものの見方や毎日の過ごし方すら変えてしまいそうな……あなたも、ぜひお手にとってみてください!

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