著者:北 夏輝
発売年月日:2012/2/15単行本
豆を手にすれば恋愛成就の噂がある、東大寺二月堂(とうだいじにがつどう)での節分の豆まき。奈良の女子大に通う「私」は、“20年間彼氏なし”生活からの脱却を願って、その豆まきに参加した。大混乱のなか、豆や鈴を手にするが、鈴を落としてしまう。拾ったのは、狐のお面を被った着流し姿の奇妙な青年。それが「狐さん」との生涯忘れえない、出逢いだった――。
担当者コメント
文芸の編集者となって9年余り。多くの新人賞に携わってきましたが、応募原稿で、これほど笑えて、ここまで驚いて、ほろりと涙した作品は初めてのこと。「素顔を知らない人と、生涯忘れえない出逢いがあった」というプロローグから惹かれまくりなのでした! 早春の奈良の歴史文化的イベントもてんこ盛りで、「奈良の魅力がいっぱいに詰まった一冊!」(20代・女性)にもなっています。で、なぜ“掟破り?”のメフィスト賞受賞作かというと、第45回受賞作よりも先に刊行されること。そして、もう一つの理由は、ぜひとも読んで確かめていただけたらと思います。
2月6日発売『覇王の死 二階堂蘭子の帰還』著者:二階堂黎人
2月6日発売『アンダルシア 外交官 黒田康作』著者:真保裕一
2月15日発売『恋都(こと)の狐さん』著者:北 夏輝
担当者コメント
文芸の編集者となって9年余り。多くの新人賞に携わってきましたが、応募原稿で、これほど笑えて、ここまで驚いて、ほろりと涙した作品は初めてのこと。「素顔を知らない人と、生涯忘れえない出逢いがあった」というプロローグから惹かれまくりなのでした! 早春の奈良の歴史文化的イベントもてんこ盛りで、「奈良の魅力がいっぱいに詰まった一冊!」(20代・女性)にもなっています。で、なぜ“掟破り?”のメフィスト賞受賞作かというと、第45回受賞作よりも先に刊行されること。そして、もう一つの理由は、ぜひとも読んで確かめていただけたらと思います。