講談社BOOK倶楽部

『屍(かばね)の園 桜井京介episode0(ゼロ)』篠田真由美|講談社ノベルス

講談社ノベルス

『屍(かばね)の園 桜井京介episode0(ゼロ)』

著者:篠田真由美

発売年月日:2014/3/5講談社ノベルス

定価:本体 900円(税別)

購入する

その学園は少年たちの煉獄か、悪魔の罠か!?
これは、まだ彼が「桜井京介」になる前の物語──。

世俗から隔絶された全寮制の男子校・聖マカーリィ学院。
高等部2年生の饗庭怜(あいば・さとし)は、鐘楼と呼ばれる塔から落下し、その前後の記憶を失ってしまった。学校では、自殺未遂と噂されたが、怜には自殺する理由など思い当たらない。友人・白石智生(しらいし・ともお)から殺人未遂の可能性を示唆され、真実を探ろうとする怜。失われた記憶のピースを集める中、怜は死体を発見してしまう。何者かに追い詰められていく怜に手を差し伸べたのは、中等部1年生の工藤(くどう)アキラだった──。

担当者コメント

函館郊外の恵山(えさん)。その地から得たインスピレーションを元に物語の舞台・聖マカーリィ学院が生まれたそうです。不気味さの漂う全寮制の男子校を舞台にした今作は、少年を襲った事件を解き明かすミステリーであり「黒い学園」ものでもあります。
桜井京介episode 0のサブタイトルが示すように、まだ「桜井京介」になる前の彼も登場しますが、シリーズからは独立した作品です。シリーズ未読の方々にも、この作品だけで楽しんでいただけます。香気高い篠田真由美の学園ミステリーへ、ようこそ。

『古事記異聞 京の怨霊、元出雲』高田崇史 『またね家族』松居大悟 『修羅の家』我孫子武丸 『#柚莉愛とかくれんぼ』真下みこと 『希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿』山本巧次 高田崇史ONLINE