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『島はぼくらと』辻村深月|講談社ノベルス

講談社ノベルス

『島はぼくらと』

著者:辻村深月

発売年月日:2013/6/6単行本

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直木賞受賞、第一作
旅立ちの日は、もうすぐ。
別れる時は笑顔でいよう。

瀬戸内海の小さな島、冴島。
島の子はいつか本土に渡る。
17歳。ともにすごせる、最後の季節。

母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。
美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。
父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。
熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。

島に高校がないため、四人はフェリーで本土に通う。
「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、
島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。
故郷を巣立つ前に知った大切なこと――すべてが詰まった傑作書き下ろし長編。

担当者コメント

辻村深月さんの最新長編がついに刊行です! 読み応えがあって、読後、じんわりと温かな感動が広がるこの小説を、ぜひとも多くの方に読んで頂きたいと思い、装画は五十嵐大介さんに、装丁は名久井直子さんにお願いし、爽やかでキラキラ眩しい一冊に仕上がりました。ぜひ、お手にお取りください。

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