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『人面屋敷の惨劇』高田崇史|講談社ノベルス

講談社ノベルス

『人面屋敷の惨劇』

『人面屋敷の惨劇』

著者:石持浅海

発売年月日:2011/8/3講談社ノベルス

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論理(ロジック)×狂気(マッドネス)!!
閉ざされた館の中、驚愕の秘密が「侵入者」を襲う。

東京都西部で起きた連続幼児失踪事件。我が子を失った美菜子はじめ6人の被害者家族は、積年の悲嘆の果てに、かつて犯人と目された投資家、土佐が暮らす通称「人面屋敷」へと乗り込む。屋敷の中で「人面」の忌まわしき真相を知った親たちの激情は、抑えがたい殺意へと変容。さらに謎の美少女が突然現れたことで、誰もが予想すらしなかった悲劇をも招き寄せていく!!

担当者コメント

本格ミステリーの気鋭・石持浅海先生の講談社ノベルス初登場(!)作品です。塀に浮かび上がる人の顔のような汚れから「人面屋敷」と恐れられる館に侵入した6人の大人たちが体験する、身も凍りつくような事件を描いた本作は、石持作品の持ち味である高い論理性がなによりの魅力! そしてタイトルどおりの「惨劇」描写も必読の怖さです!!
しかも登場人物たちの絡み合う人間ドラマも哀しく、切なく、ほのかに温かく……と重層的です。真夏の今こそ読んでいただきたい意欲作ですので、皆さま、ぜひお手に取ってください!

8月の新刊

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