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『ジークフリートの剣(つるぎ)』深水黎一郎|講談社ノベルス

講談社ノベルス

『ジークフリートの剣(つるぎ)』

著者:深水黎一郎

発売年月日:2010/9/29単行本

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その作品は夢のようにしなやかで、
鋼のように勁(つよ)い。確信する。
ミステリは深水黎一郎を待っていた──有栖川有栖

今年度「本格ミステリ大賞」候補作家による最高の「芸術ミステリ」。

「あなたは、幸せの絶頂で命を落とす」
世界的テノールである藤枝和行が念願のジークフリート役を射止めた矢先、婚約者・有希子は老婆の予言どおりに列車事故で命を落とす。ジークフリート同様に“恐れを知らず”生きてきた和之だが、愛する人を喪った悲しみのあまり、遺骨を抱いて歌うことを決意した。そして和行の前に現れた美女──。“舞台”は謎とともに華麗に展開していく。

担当者コメント

『花窗玻璃 シャガールの黙示』が「本格ミステリ大賞」の候補作になるなど、「芸術ミステリ」の旗手として、脚光を浴びる深水黎一郎さんの新作です。事故死した婚約者。なぜ予言どおりに死んだのか? ワーグナーのオペラを背景に、華やかに展開されていく謎とアート論。「芸術の秋」にぴったりの渾身の作品を、ぜひともご堪能ください。

9月の新刊

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