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『光待つ場所へ』辻村深月|講談社ノベルス

講談社ノベルス

『光待つ場所へ』

著者:辻村深月(つじむら・みづき)

発売年月日:2010/6/23単行本

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悔しい、恥ずかしい、息苦しい――。
それでも日々は、続いていく。

心震わす傑作青春小説! 辻村深月 最新刊!

たった三分間のフィルムが私に見せた世界は美しかった。
私を打ちのめすには、充分すぎるほどに。(「しあわせのこみち」本文より)

T大学文学部二年生、清水あやめ。
「感性」を武器に絵を描いてきたという自負がある。
しかし、授業で男子学生・田辺が作った美しい映像作品を見て、
生まれて初めて圧倒的な敗北感を味わい……。
「しあわせのこみち」他2編を収録

担当者コメント

授業中、「自分が誉められるに違いない」と心の準備をしていたら、誉められたのは別の人。誰も気付いていないけれど胸の中はいたたまれない恥ずかしさでいっぱいに――そんな心の揺れ、葛藤、見知らぬ感情の数々が、瑞々しい筆致で描かれた本作。
日曜日の夜に読んだら、月曜日から始まる一週間を前向きに始められそうな一冊です。私たちの日常にも連なる辻村深月ワールドに、ぜひご注目ください!

6月の新刊

『古事記異聞 京の怨霊、元出雲』高田崇史 『またね家族』松居大悟 『修羅の家』我孫子武丸 『#柚莉愛とかくれんぼ』真下みこと 『希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿』山本巧次 高田崇史ONLINE